page contents

藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

北海道内の訪問記

ちょっと興味があった場所の紹介です

北海道留萌管内 三船殉難事件 慰霊碑訪問 ~終戦後に北の海で散った樺太疎開者1700名の生命~

三船殉難事件(さんせんじゅんなんじけん)は、終戦(ポツダム宣言受諾)直後の1945年(昭和20年)8月22日に北海道留萌沖にて、樺太からの緊急疎開船3隻(小笠原丸・第二号新興丸・泰東丸)がソ連の潜水艦(L-12、L-19)の攻撃を受け小笠原丸・泰東丸が沈没…

苫前郡苫前町力昼 苫前の『ローソク岩』 ~かつてはローソク状だったけど、今は溶けたローソクに~

小平から苫前の向かう途中の海岸にローソク岩というスポットが有り、何度か通ってもローソクなんてあったっけ?と疑問に思っていましたが、あの小岩の岩礁がそうだったのですね^^; ローソク岩と言ったら余市のローソク岩が立派で有名ですけど、ここのローソ…

苫前郡苫前町古丹別 『岩見の一本松』 ~開拓の歴史とともに育ち、樹齢八〇〇年を超えるイチイの巨木~

苫前の古丹別に巨木があると知り訪問です 実際目の当たりにした感想は、でっかくきれいに真っ直ぐなオンコの木だなあとしみじみ。 良いものを見ましたね。 以下は北海道開発局留萌開発建設部の「るもい風土資産カード」から岩見の一本松 岩見の一本松開拓の…

苫前郡苫前町 苫前町郷土資料館に訪問

北海道苫前郡苫前町にある資料館で地域の歴史・民俗資料を収集・保存し展示する所です。 建物は旧役場庁舎を使用し、旧役場庁舎は昭和3年に木造モルタル平屋建(総建坪163.5坪)で建設されました。昭和56年の役場庁舎新築に伴い改修された後、昭和59年に苫前…

苫前郡苫前町香川 苫前水田発祥の地碑(原碑は藤田万助君記念之碑銘)

苫前のトママイ脇陣屋跡の近く国道232号傍にある立派な石碑です。 古丹別川原野における水稲試作を初めて成功させた方であり、北海道稲作史の上でも重要な意味をもつ人物である藤田万助翁(明治28年12月没)を讃える碑 原碑は藤田万助君記念之碑銘なのに、台…

苫前郡苫前町 庄内藩 トママイ脇陣屋跡

庄内藩トママイ脇陣屋跡は、苫前町(とままえ)古丹別川の右岸川尻高台に設けられた警備所で、防衛の拠点である本陣を元陣屋(もとじんや)というのに対して、支所的な存在を脇陣屋(わきじんや)もしくは出張陣屋(でばりじんや)といいます。 歴史背景 安…

釧路市城山 国指定史跡 釧路川流域チャシ跡群 モシリヤチャシ跡を訪問

ここも春採のチャシと同じく名前が変わったのですね。以前はモシリヤ砦跡でした。 チャシの周囲はフェンスで立ち入り規制されていて、史跡の見学を見学を希望される場合は、事前に釧路市立博物館(電話:0154-41-5809)にご連絡ください。と釧路市立博物館ア…

釧路市鶴ヶ岱 国指定史跡 釧路川流域チャシ跡群 ハルトルチャランケチャシ跡を訪問

春採湖湖北の半島状に突き出した丘の上にある、ハルトルチャランケチャシ跡に訪問。以前は、鶴ヶ岱チャランケ砦跡という名前だった気がするのですが変わったのですね。 釧路川流域チャシ跡群とは 釧路川筋では湖沼部も含め約40か所のチャシ跡が確認されてい…

根室市 根室半島チャシ跡群の一部を訪問

画像は根室市観光協会HPから 根室半島チャシ跡群は国指定史跡に指定され(根室半島にある24ヶ所のチャシ跡)16~18世紀頃に築かれたものと推定されています。 根室半島のチャシ跡は、海を臨む崖上に半円形や方形の濠を巡らせた「面崖式」(めんがいし…

【戦争遺跡】根室市牧の内 海軍根室牧ノ内航空基地跡

根室市の西方約6kmの牧ノ内と呼ばれる台地上には終戦間際に一部完成した海軍の航空基地があり、現在は所々にコンクリート滑走路の跡や掩体壕などが残っていますが、掩体壕の多くは牧場内であり防疫上の観点から立ち入りは出来ないものと思ったほうが良いです…

【戦争遺跡】根室市光洋町 友知浜トーチカ

友知浜トーチカは、根室市街地近郊の南東側にある友知湾の海岸線にあるトーチカで、西方1.3kmには隣接する桂木浜トーチカがあります。桂木浜トーチカも同様ですが 水際作戦を意識した配置で、あまりにも水際過ぎてその効果に疑問があり、なぜ沼地背後の高台…

【戦争遺跡】根室市桂木 桂木浜トーチカ

桂木浜トーチカは、根室市街地近郊の南東側にある友知湾の海岸線にあるトーチカで、東方1.3kmには隣接する友知浜トーチカがあります。 水際作戦を意識した配置ですが、あまりにも水際過ぎてその効果に疑問があり、なぜ5~600m後ろの高台に構築しないのか意味…

根室市花咲 国指定天然記念物「根室車石」 ~放射状節理の発達した見事な球状岩体~

根室車石は、根室半島太平洋側の花咲岬にあり海底下で貫入した粗粒玄武岩質溶岩が、冷やされた時に出来る柱状節理が放射状に広がった珍しい岩石です。 1939年(昭和14年)9月7日に国の天然記念物に指定されました。 Googlemapの衛星写真を見て気がついたので…

【戦争遺跡】根室市東和田 東和田トーチカ

東和田トーチカは根室半島花咲~根室間の台地上にあるトーチカで、長節や花咲から進軍してくる敵を迎え撃つ位置にあります。背後の根室市街が見下ろせる高地であることから根室防衛の最終ラインを構成してたものと伺えます。 花咲港崖上の塹壕陣地 撮影年月…

【戦争遺跡】根室市落石西 落石三里浜トーチカ 浜辺に転落した大型トーチカ

落石三里浜は乗用車でも走行可能なほど砂が締まっており、波の高い日以外は大丈夫です。 浜を飛ばすこと約2.3kmでトーチカが見えてきました。今まで見てきた釧路方面のトーチカと違いちょっと大きいですね。 こんな感じで埋まることはありません。 崖上上部…

【戦争遺跡】厚岸郡浜中町榊町 榊町トーチカ

榊町の漁港の南約1kmにトーチカはあり、近くまで車で行くことができるのですが、防波堤の海側にあるため道中は直接視認することができず、乗り越えてやっと現認できます。 榊町(さかきまち) 日本歴史地名大系 「榊町」の解説から榊町さかきまち北海道:釧…

【戦争遺跡】厚岸郡浜中町藻散布 藻散布(もちりっぷ)トーチカ

藻散布(もちりっぷ)トーチカは、藻散布集落のある海岸を挟んで右翼側と左翼側に2箇所あり、右翼側は崖から海岸にずり落ちています。 ここも敵が上陸するとは思えず、何を守るために作られたのか想像ができません。何しろ背後の地形は湖沼と谷地と山林なん…

【戦争遺跡】厚岸郡厚岸町末広 リルラン浜トーチカ

リルラン浜トーチカは、あやめヶ原原生花園から東方約5kmの岬状崖下海岸にあり、トーチカまでは踏み跡があるのですが、超危険なので行くことはオススメできません。 リルラン 日本歴史地名大系 「璃瑠瀾村」の解説から璃瑠瀾村りるらんむら 北海道:釧路支庁…

【戦争遺跡】厚岸郡厚岸町末広 あやめヶ原トーチカ 崖下に転落したトーチカ

あやめヶ原トーチカは、末広トーチカから東方2kmにある「あやめヶ原原生花園」近くの崖下にあり、直接アクセスできないので展望台から望遠で狙ってみました。 チンベ トーチカのある場所はチンベ海岸であり、明治期の地図にピショイチセウンペッと描かれてい…

【戦争遺跡】厚岸郡厚岸町末広 末広(まびろ)トーチカ

末広(まびろ)トーチカ 厚岸から東に7kmほど行った所に末広集落に降りる道があり、トーチカは末広海岸展望台の崖下にあります。 周辺は昆布干し場なので車両の乗り入れは十分に注意が必要です。 厚岸町末広(まびろ)地区 20万分1北海道実測切図(明治23年(…

厚岸郡厚岸町 奔渡町裏山チャシ跡

鹿落しのチャシ跡を訪問後、南方約400m行ったところにある奔渡町裏山チャシ跡へ。 道中、おびただしい数の鹿たちが草をはんだり横になって休んだりしていますが、こちらの姿を見かけると一斉に凝視し、ちょっとビビっちゃいますわ。 名称 奔渡町裏山チャシ跡…

厚岸郡厚岸町 鹿落しのチャシ跡

国道44号から道道123号に入り、湖南地区方面に厚岸大橋を渡ると前方にそびえるお供山には、標高およそ60メートルの頂上にお供山展望台があり、厚岸湾、厚岸湖をはじめ厚岸町の市街地を一望する事ができる絶景ポイントになっています。またお供え山には4箇所…

厚岸郡厚岸町太田 北海道指定有形文化財 太田屯田兵屋 当時の生活を現代に伝える

以下は厚岸町HPから 太田屯田兵屋は、明治23年(1890)に北太平洋の警備と開拓を行うため、本州から太田に入植してきた屯田兵440戸が暮らす住宅として、明治22年1月から翌年5月にかけて標茶集治監の囚人たちによって建てられました。 屯田兵に支給された兵屋は…

【戦争遺跡】 十勝郡浦幌町 十勝太トーチカ

トイトッキ浜トーチカから更に3kmほど海岸線を東に行った、旧十勝川河口の北東側の海岸段丘に作られたトーチカで、射界は北東方向の1射線のみという小さなトーチカです。 段丘上部には砲兵陣地があったようでそれらを守る意味もある感じですね。 向かって左…

【戦争遺跡】中川郡豊頃町 トイトッキ浜トーチカその2

前回訪問時に隣接したトーチカは時間がなくて諦めていたのですが、今回チャンスが有り目的を果たすことができました。 www.moiwa-orosi.com 4月後半の訪問でしたので入口が簡単に見つかりました。 鳥居のあるトーチカから約750m北東方向にあり、草木が生い茂…

雨竜郡沼田町 明日萌(あしもい)駅【旧JR恵比島駅】 NHK連続テレビドラマ「すずらん」のロケ地

明日萌(あしもい)駅は、NHK連続テレビドラマ「すずらん」(1999年(平成11年)4月5日~10月2日まで放送)で使用されたロケセットで、JR恵比島駅の構内に駅舎などが作られ今でも残っています。ドラマ放送期間中はC11 171を使用した臨時列車SLすずらん号が運…

上磯郡木古内町 サラキ岬 咸臨丸の終焉の地

札苅にある西野神社に行った後、函館に予約してた宿に戻る途中にサラキ岬に立ち寄りました。 昔はなにもない所だったのに、なんだか整備されていました。 サラキ岬は北海道木古内町にあり、幕末に活躍した帆船「咸臨丸」が1871年(明治4年)9月20日に座礁し…

【道南十二館】松前郡松前町神山 原口館(はらぐちだて)擬定地とされていた場所

道南十二館の一つ原口館(はらぐちだて)跡は、原口漁港の北側300mほどの海岸段丘上にあり、もともと戸井館の城主であった岡部六郎左衛門尉季澄が、蝦夷の襲撃を受け原口に逃れて館を築いたとされ、原口館は長禄元年(1457)のコシャマインの戦いで陥落しま…

檜山郡上ノ国町汐吹 ワシリチャシ跡(チャシ跡ではなく古代の防御性集落跡らしい)

上ノ国町汐吹の両側を小沢に挟まれた台地の先端部にあり、昭和55年の国道改修工事で発見されたものです。その後の調査により擦文時代の出土品から同時期にあった乙部町小茂内遺跡・松前町原口遺跡と同様の、台地上に壕を巡らせた防御性集落ということがわか…

檜山郡上ノ国町大安在 昇平丸最期の地 供養塔

昇平丸(しょうへいまる)は、幕末に薩摩藩が幕府に対して当時薩摩の庇護下にあった琉球王国の防衛を名目に建造した洋式軍艦であり安政元年12月12日(1855年1月29日)に竣工しました。 嘉永7年5月10日(1854年6月5日)に竣工した鳳凰丸に続いて日本で2番目の洋式…