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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

新冠郡新冠町高江 ピポクチャシ(新冠判官館[ハンガンダテ]) 義経ロマン伝説とアイヌ伝説「ピポクの黒狐」の地

 ピポクチャシは新冠泥火山の傍にある南方丘陵先端にあって、アイヌの砦跡や祭事場所と言われる所です。 チャシの種類は、丘先式・面崖式・丘頂式・平地式・孤島式等があり、ピポクチャシは丘先式の一つです。

 このチャシ跡は、北海道でおなじみの義経ロマン伝説(笑)の一つで、九郎義経がこの地に上陸し、一時期アイヌの娘と住んでいたと言われます。また、アイヌ伝説の「ピポクの黒狐」伝説があり、詳しくは後述の看板写真を読んでねっと。

 アイヌの英雄シャクシャインは、この地にあった松前藩陣営で行われた和睦の酒宴で謀殺されたと言われています。

 新冠川の河口から見るとV字に切られたような地形があり、その先がチャシ跡みたいです。

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V字谷には木橋が架かっているように見えますね。下のトンネルは現在休止中のJR日高線です。

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 アクセスは、国道に判官館森林公園という大きな看板があって、そこをずっと登って行った先に「つつじの森」という小さい木製案内板が遊歩道入り口となっています。そこから徒歩15分くらいでこの岬のある展望台に着きます。

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暫くは下りの遊歩道をただひたすらに下りていくと、ちょっと平らな部分に出てどっちに行くか迷いそうになりますが、尾根状の小道を進むのが正解です。

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小さい建物があり、その近くには上部から降りてきた砂利道があって、車でこれたの?って思っちゃいますが、入り口は封鎖されていて車両は侵入することが出来ません。

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矢印看板の判官岬に向かいます。途中、藪の中をバサバサと歩く音がしてビビりながらゆっくり注意して歩いていると、20m先を鹿が急に飛び出してきて走って藪の先に逃げていきました。びっくりしたなぁ~もぉ~(;^ω^)

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しばらく歩くと明るい展望台に出ました。明るいって良いですね!(笑)

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「ピポクの黒狐」の説明板

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新冠八景「判官館」説明板

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「判官館」説明板 よくもまあこんなの書けるもんだと感心しました。(小声で)

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展望台は新冠の街並みが一望できます。

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誰も他の人に出会わない展望台でした。

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ピポクチャシ全景

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V字谷には木橋と歩道がありますが

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崩壊していますね。。。

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立ち入り禁止看板があります。いつ崩壊したのかは不明ですが、10年以上前ここに来るチャンスがあったとき素直に来ておけばよかったなあと、しみじみ。

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新冠市街地とは反対側方向は急な崖ですね

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