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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

【御朱印】余市郡余市町 余市神社

余市神社(よいちじんじゃ)は、北海道余市郡余市町富沢町14丁目4番地にある神社で旧社格は縣社。御祭神は天照大神(あまてらすおおかみ)、保食神(うけもちのかみ)、大物主神(おおものぬしのかみ)、大己貴神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)で例祭日は6月10日。

神社は余市港のある旧市街地にあり、参道入口は狭く感じますが奥に行くと社殿のある境内は結構広くなっています。

余市町

余市町は積丹半島の東側の付け根に位置する町であり、りんご、ぶどう、さくらんぼなどの果樹園が多い所でもあります。
ニッカウヰスキー 余市蒸溜所があることも有名で、2014年から放映されたNHK連続テレビ小説「マッサン」の舞台にもなりましたね。
慶長4年(1599年)     松前藩がアイヌとの交易所(場所請負制度)として余市川右岸に上ヨイチ余市場所を、左岸に下ヨイチ場所を設置したことに始まります。
安政3年(1856年) 松前藩はこれまで禁止としていた神威岬以北への婦女子の通行を許し、これによりヨイチに定住する者が増加しました。
明治4年(1871年) 戊辰戦争に敗れた会津藩は藩が取り潰しになり東京で謹慎中の旧会津藩士の一部が北海道に移され余市郡に入植し黒川・山田村を開拓。
明治8年(1875年)    開拓次官黒田清隆はアメリカから顧問としてケプロンを招聘し、リンゴやナシ、サクランボなど果樹の苗木を農家に配布しました。
明治12年(1879年) 余市リンゴ、はじめて結実。
余市リンゴの「緋衣」は幕末に孝明天皇から京都守護職会津藩主松平容保(かたもり)に対して下賜された「緋の御衣」から来ています。

大正14年(1925年) 大江村下山道地区を余市町に併合。
昭和4年(1929年)  北海道水産試験場完成。
昭和9年(1934年)  大日本果汁株式会社(現ニッカウヰスキー)創設。
昭和25年(1950年) フゴッペ洞窟発見される(昭和28年国指定文化財に)。
昭和29年(1954年) この年を最後として以後ニシンの回遊が途絶える。
昭和47年(1972年) 余市出身の笠谷幸生選手、冬季オリンピック札幌大会70メートル級ジャンプで金メダル獲得。
平成4年(1992年)    余市出身の毛利衛氏、スペースシャトルに搭乗して宇宙実験。
平成10年(1998年) 余市出身の斉藤、船木の両選手、冬季オリンピック長野大会ジャンプで金メダル獲得。宇宙記念館オープン。
平成26年(2014年)    名誉町民の竹鶴政孝氏とリタ夫人をモデルとしたNHK連続小説「マッサン」が全国放送される。(放送期間:平成26年9月29日~平成27年3月28日、全150回)

なぜか余市の有名人は空を飛ぶ人が多いようですね。

 余市の地名はアイヌ語から来ており、北海道環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課「アイヌ語地名リスト」では、

ユオッイ<yu-ot-i> 温泉の有る所 この川上に温泉があったため。[上原熊次郎地名考]

ユオチ<yu-oci> (温泉・いっぱいある・所)※山田秀三補足

イオッイ<i-ot-i> ヘビ多く居る所[永田方正地名解]〈恐ろしいもの、貴重なものは直接にその名を呼ばず、はばかって「それ」ということが多かった。〉

イオチ<i-oci> 〈それ・多くいる・所〉 {まさに「ヘビ」の密度高く生息している地域だという。}※山田秀三補足

とあり、リストでは「どちらとも特定しがたい。」という補足を付けています。

大正5年測図、昭和10年修正地形図

余市神社

以下は、北海道神社庁サイトから。
【由緒】
 文政10年(1827)本町開発者林長左衛門が京都伏見稲荷の分霊を上余市の魚場場所の浜中町湯殿山下にに勧請し氏神とし稲荷神社と称した。同社は明治8年郷社と公称した。安永2年(1773)松前角平は漁夫83名を率いて山碓町に漁場を開設し、山碓シリパ山麓に日頃信仰していた伏見稲荷を勧請した山碓稲荷と称し氏神とした。明治16年にこの山碓稲荷を合祀し現在地に移転した。明治44年8月余市神社と改称し、大正12年5月新社殿が建築竣工し、翌13年に県社に昇格した。昭和52年5月31日現在の社殿が落成、同52年8月30日創建百五十年祭並に造営奉祝祭を斎行、昭和63年社務所が改築落成した。
合併により合祀された歴史をもつ御祭神
琴平神社・稲荷神社 
【所在地】
〒046-0025 北海道余市郡余市町富沢町14丁目4番地
【例祭日】
6月10日
【祭神】
天照大神(あまてらすおおかみ)
保食神(うけもちのかみ)
大物主神(おおものぬしのかみ)
大己貴神(おおなむちのかみ)
少彦名神(すくなひこなのかみ)
【旧社格】
縣社
【社宝等】
サイカチの木

※写真撮り忘れたのですが、鳥居右側に樹齢300年ほどのサイカチの木があり、北海道には自生していない樹木ですので是非見てください

手水舎(水盤は明治28年5月?奉納)

 

 

石灯籠一対(大正4年6月建立)

 

石灯籠一対(建立年不明)

 

石灯籠一対(建立年不明)

 

大きめの狛犬一対(平成21年11月吉日建立)

 

境内にある金刀比羅大神之宮殿と刻まれた碑(大正元年6月建立)

ふくろうと七福神のオブジェ

 

神事に使う稲も順調に育っています

縣社ともなれば社殿と社務所をつなぐ渡り廊下がありますね。

 

御朱印

社務所を訪ねて戴きました。(書き置きタイプです)

初穂料は300円。

www.moiwa-orosi.com