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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

【御朱印】函館市東雲町 函館水天宮

函館水天宮(はこだてすいてんぐう)は北海道函館市東雲町13番2号にある神社で旧社格はなし。御祭神は安徳天皇(あんとくてんのう)、高倉平中宮(たかくらたいらのちゅうぐう)、二位尼時子(にいのあまときこ)、天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)で例祭日は7月5日。

 高田屋嘉兵衛が東川町海岸寄りを埋立てた際、航海安全と千島開発の守護として勧請したと伝えられています。(明治年間に東雲町の現在地へ移りました。)

 目の前に函館市役所があり、路地角にある神社境内は広くはなくコンパクトにまとまった感じです。 

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函館水天宮

以下は、北海道神社庁サイトより。

 【由緒】
 寛政2年(1790)箱館の開発者、高田屋嘉兵衛が兵庫において航海を業とする際、久留米の水天宮より航海の守護神として分祀を願い出、文化9年(1812)箱館に奉斎した。同11年嘉兵衛が幕府の命により、蝦夷地定雇の船頭となってから現大町に居を構え、現東川町の海岸寄りに社殿を建てる。海上守護神として嘉兵衛の崇敬は勿論のこと付近住民の信仰も篤かった。天保年間高田屋の衰微と共に管掌する者がなく過していたが、明治21年神威をかしこみ、東川町の有志及び東雲町町民が相計らい、現在地に氏神として奉遷した。昭和9年3月の大火に類焼したが同年6月に再建、東京の水天宮の分霊を奉斎した。昭和22年4月30日函館水天宮として神社本庁の承認を得て創立登記を完了。昭和26年12月28日従来境内地として借地中のところ買収の上登記を完了した。
【所在地】
〒040-0036 函館市東雲町13番2号
電話 0138-26-6705 
【例祭日】
7月5日
【祭神】
安徳天皇(あんとくてんのう)
高倉平中宮(たかくらたいらのちゅうぐう)
二位尼時子(にいのあまときこ)
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
【旧社格】

 

石灯籠(建立日不明)

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手水舎(手水鉢は自然石をくり抜いたもの)

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由緒書

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狛犬(昭和2年5月建立)

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御札、御守り、御朱印等は隣の社務所(東雲町会館)へ、との貼り紙。

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御朱印

駐車は神社と東雲町会館に挟まれたスペースか会館前に駐車できます。

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会館の玄関にある、この札が真っ白なときは会館に人が居ますので、玄関を開けて声掛けしたら対応していただけます。

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会館が留守の時はこの様になっていますので、隣の自転車屋さんに訪ねましょう。

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書き置きに日付を入れてもらえます。

御朱印ありがとうございました。

初穂料は300円を納めさせて頂きました。

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明治新政府海軍 朝陽丸の大砲

境内の一角に明治新政府海軍 朝陽丸の大砲が安置されています。この大砲は搭載砲の一部で砲長1360mm口径80mmカロナーデ砲(ベルギー製)ですが、朝陽丸の大砲はもっと大きいものも積まれていました。(同じく引き揚げられた砲長2850mm口径160mmクルップ砲(ドイツ製)が五稜郭公園の資料館にあります。)

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 朝陽丸は、かの有名な咸臨丸ともにオランダ キンデルダイク(Kinderdijk)造船所に江戸幕府が発注した軍艦(咸臨丸の同型艦となる)です。当時、築地軍艦操練所において、幕府が所有していた蒸気軍艦は、蟠竜丸咸臨丸、そしてこの朝陽丸で初期幕府海軍の主力艦でした。

 明治維新になり明治政府に接収された朝陽丸ですが、箱館戦争において箱館湾海戦が勃発し1869年(明治2年)6月20日の戦闘で、かつての僚艦であった箱館政権海軍の蟠竜丸の砲弾が朝陽丸の火薬庫に命中し、爆発轟沈しました。

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箱館湾海戦で朝陽丸を撃沈する蟠竜丸

 

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