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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

【御朱印】苫前郡羽幌町 羽幌神社

羽幌神社(はぼろじんじゃ)は、北海道苫前郡羽幌町南大通6丁目1番地にある神社で旧社格は郷社。御祭神は豊御食津神(とよみけつのかみ)で例祭日は7月9日。

神社は、羽幌町役場に近い国道232号脇の旧羽幌川河岸段丘2段目の微高地にあり、国道脇なのに何故か静かなのです。

羽幌町

 羽幌町は北海道北部沿岸の留萌管内中央部に位置し、人口は留萌市に次ぐ2番目の6548人(令和2年国勢調査)であり、かつては羽幌炭鉱で栄え3万人の人口を数えた時代もありました。
現在は、天売島・焼尻島への観光拠点として夏場は賑わいを見せ、また基幹産業である漁業においては特産の甘えびが有名であり観光客の舌鼓を打っている。

この地域の開拓は隣の苫前町より遅く、1894年(明治27年)苫前村より分村し羽幌村が誕生
1900年(明治33年)初山別村を分村
1921年(大正10年)町制施行し羽幌町に
1932年(昭和7年)9月1日 鉄道省羽幌線の古丹別駅-羽幌駅間延伸開通により羽幌駅が開業
1935年(昭和10年)羽幌炭鉱操業開始。羽幌坑(本坑)、上羽幌坑、築別坑の3地区から成る。
1941年(昭和16年)羽幌駅-築別駅間延伸開通。羽幌炭礦鉄道開業(築別-築別炭砿 16.6km)
1955年(昭和30年)4月1日 天売村を編入。
1959年(昭和34年)4月1日 焼尻村を編入。
1970年(昭和45年)羽幌炭鉱閉山、羽幌炭礦鉄道廃止
1987年(昭和62年)3月30日 国鉄羽幌線廃線

 地名由来はアイヌ語で諸説あり、北海道環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課「アイヌ語地名リスト」では、
ハプ<hapur>柔らかい  [上原熊次郎地名考…この海岸の磯地が格別軟らかかったため。]
              [松浦武四郎…砂が柔らかなので名になった。]
              [山田秀三地名考…川尻は今港内なので浜でない。すぐ南の浜に行ったが、砂が柔らかとも思えないが、泥っぽいのが特徴。それが濡れるとぬるぬるして柔らかいとでもいったものか。]

 ハポロペッ<ha-poro-pet> 流出{?}・広大の・川 [永田方正地名解…この川の水が出る時は川尻の砂浜を潰決して大いに流出するため。]

オロオペッ<? -oro-o-pet>ウバユリの鱗茎{?}・そこ・に多くある・川 [北海道駅名の起源]

などであり、hapur=柔らかい説が有力のようです。

大正11年測図、昭和8年鉄道補入地形図

羽幌神社

以下は北海道神社庁サイトから。
【由緒】
 明治19年頃わずか漁民10数名が羽幌に来て漁業を営んでおり、その漁場内に一小社を建て稲荷大明神を祀っていた。その後漁場の発展とともに移住者が増加したが、いまだ鎮護の神として崇める社祠がなく、この小社を氏神に代えていた。さらに明治22年頃住民が協議して社殿を建築し毎年祭事を行っていたが、明治30年苫前村より分離して羽幌戸長役場が設置されると神社確立を要望する声が高まり、明治33年頃南大通6丁目に移転し、翌34年無格社羽幌神社と社号公称する。明治38年4月社殿改築落成。明治42年1級町村制と同時に境内整備。明治43年6月25日村社に列せられる。大正6年9月神殿を再改築と境内地拡張し、大正12年5月30日郷社に昇格する。昭和40年6月本殿新築、拝殿の移転改築、社務所新築境内整備を完了した。
【所在地】
〒078-4108 苫前郡羽幌町南大通6丁目1番地
【例祭日】
7月9日
【祭神】
豊御食津神(とよみけつのかみ)
【旧社格】
郷社

左側の社号標は郷社 羽幌神社(国威発揚祈願、昭和8年9月18日建立)

 

右側の社号標は羽幌神社(羽幌神社造営記念、昭和40年7月建立)

 

石灯籠一対(昭和3年7月建立)

 

石灯籠一対だが左右で建立年および奉納者が違う

左側 昭和9年7月吉日建立、佐◯平三郎

 

右側 昭和17年9月建立、羽幌漁業協同組合 鰊大漁記念

 

狛犬一対(昭和8年9月建立)

 

 

手水舎(手水鉢は昭和8年10月●●●奉納)

 

構え獅子狛犬一対(建立年不明)

 

 

お尻の穴は元からあったのかイタズラで掘ったのか不明

 

 

左手に名誉町民3方の顕彰碑

 

 

拝殿の外には扁額がなかったよなあ

右側に忠魂碑(大正14年7月25日建立)

 

忠魂碑の右には不明な境内社

 

更に右手に頌徳碑とだけ刻まれていて、裏に碑文も無く誰を讃えているのか不明

(昭和7年9月 羽幌町有志建之)

 

御朱印

 

社務所玄関内に書置きの御朱印(初穂料はお気持ち)と例祭貼札(初穂料500円)があり、それぞれありがたく頂いてきました。

貼札は自宅和室入口の壁柱に貼っています。

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