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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

根室市 根室半島チャシ跡群の一部を訪問

画像は根室市観光協会HPから

根室半島チャシ跡群は国指定史跡に指定され(根室半島にある24ヶ所のチャシ跡)16~18世紀頃に築かれたものと推定されています。

根室半島のチャシ跡は、海を臨む崖上に半円形や方形の濠を巡らせた「面崖式」(めんがいしき)のチャシ跡が多く、濠を組み合わせた大規模なものが多いことが特徴的です。

尚、整備がされて条件有りですが見学可能なのはノツカマフ1号・2号チャシ跡とヲンネモトチャシ跡の2ヶ所だけで、多くのチャシ跡は民有地内にあり基本的に「無断で立ち入りが出来ない」=「見学不可」なのは残念です。

ポンモイチャシ跡

所在地:根室市納沙布岬、形式:丘先式、遺構:空堀

ポンモイはアイヌ語で <pon-moy> ポンモイ 「小さい・入江(湾)」の意味

道路上から望遠で撮影

ヲンネモトチャシ跡

所在地:根室市温根元、形式:丘先式、遺構:空堀

オンネモトはアイヌ語で<onne-moy> オンネモイ 「大きな・入江(湾)」の意味

漁港の立入禁止外から望遠で撮影

漁港の船揚げ場は絶対に立ち入らないでください。

標柱がありますね

トウシャム2号チャシ跡

所在地:根室市温根元、形式:面崖式、遺構:空堀

地名はアイヌ語ですが、「戊午日誌」(能都之也布誌)に「トウシヤム」とみえ、「沼一ツ有。其廻り凡二里にて谷地多く、沼の口両岸は高くして崖、沼の底は蜆また蜊の類の殻にして、馬足抜からずして至極わたりよしと、トウシヤムは沼浅しと云儀なり、其沼周り二里も有りて、沼口巾百間計にて甚危し。とあり、トー・サム<to-sam>沼の傍?
近くにあるトーサムポロ沼はトーサムポロ・〇〇の略と見られ<to-sam-poro-〇〇> 沼・傍・大きな・〇〇と大きな何かがあったのでしょう。

トーサムポロ漁港上の高台から撮影

コンブウシムイチャシ跡(トーサムポロチャシ)

所在地:根室市温根元、形式:面崖式、遺構:空堀
3個の郭が合わさった複合チャシ

地名はアイヌ語ですが、「戊午日誌」(能都之也布誌)に「コンフトイウシモイ」とみえ、コムプトゥイェウシモイ<kompu-tuye-us-moy> 昆布・切る・いつもする・入江(湾)

トーサムポロ漁港上の高台から撮影

サツコタンチャシ跡

所在地:根室市豊里、形式:丘先式、遺構:空堀
海岸段丘上(サンコタン川口から西方約200m 岬先端部)
地名はアイヌ語ですが、サッコタン<sat-kotan> は「乾いた・村」になるんですけど、集落を流れてる川は枯れ川では無かったので、サコタン<sak-kotan> 「夏・村」でアイヌの人たちの夏の集落(漁業)があったのでしょう。

サンコタン川河口右岸側の高台から撮影

ノッカマフチャシ跡

所在地:根室市牧の内、形式:面崖式、遺構:空堀
ノッカマフ1号チャシ
ノッカマフ2号チャシ(2個の郭からなる複合チャシ)

地名はアイヌ語で、ノッカオマ<not-ka-oma-p>「岬・の上・にある・所」昔、岬の上にアイヌ部落があったとき、この谷川の鮭を捕って岬の上へ運んだという。

道道脇の草地から撮影

www.moiwa-orosi.com