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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

根室市落石東 落石金刀比羅神社

落石金刀比羅神社(おちいしことひらじんじゃ)は、北海道根室市落石東287番地5にある神社で旧社格は無し。御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)、倉稲魂神(うがのみたまのかみ)で例祭日は9月20日。

落石漁港から道道1123号落石港線を北に向かうと、崖上高台地区にある根室警察署落石駐在所が見え、その斜め向かいに神社はありました。

白い鳥居のそばの社号標は「落石神社」とあり、参道はアスファルト舗装で御影石の白い灯籠が一対あり、左手には自然石をくり抜いた手水石があります。

狛犬が居ないのはちょっと寂しいけど、きれいに整備された神社さんです。

そういえば根室半島の神社は圧倒的に金刀比羅神社が多いのも特徴的ですね。

落石地区

現在は根室市落石ですが、古くは落石村でした。

日本歴史地名大系 「落石村」の解説から
落石村
おちいしむら

北海道:根室支庁根室市落石村
[現在地名]根室市落石西おちいしにし・落石東おちいしひがし・初田牛はつたうし
明治五年(一八七二)から同三九年までの村。初め釧路国厚岸あつけし郡、明治一四年からは根室国花咲はなさき郡に所属。オッチシとも訓じられる(大小区画沿革表)。根室郡厚別あつうしべつ村の南、根室半島付根の南側に位置し、太平洋に面する。海岸は三里さんり浜などの砂浜と落石岬などの断崖絶壁からなる。北部には森林地帯が広がる。近世はアッケシ場所のうち。明治五年にヲッチシ(ヲツチイシ)、フレシュマを包含してヲッチイシ村が成立(「事業報告」第一編)。

 

落石の地名由来はアイヌ語から来ており、山田秀三「北海道の地名」では

根室半島の入口の処の太平洋岸の地名、岬名、湾名。この処、島のような山が海中に突き出していて(その南端が落石岬)、低く細い頸部で陸地側の山と繋がっている。
その部分がオと呼ばれたのが落石の原名である。
 オ(ok-chish)は、知里博士小辞典では「人体について云えば”ぼんのくぼ”、地形について云えば”峠”。ok(うなじ)-chish(中くぼみ)」と書かれている。ここでいえば突き出した山が頭首で、頸部の低い処がオ(ぼんのくぼ)なのであった。
他地では峠のことをふつうルー・チ「道の(ある)・くぼみ」という。

「東西蝦夷山川地理取調図」

大正11年測図、昭和11年発行地形図

落石金刀比羅神社

以下は、北海道神社庁サイトから。
【由緒】
 明治44年神社創立「落石神社」と呼称する。昭和2年鎮座地を移転、社殿を造営し落石金刀比羅神社と呼称する。昭和21年鎮座地を移転し社殿造営する。昭和37年社殿造営、昭和49年境内地を取得し、昭和51年「宗教法人落石金刀比羅神社」として認証を受けた。
【所在地】
〒088-1782 根室市落石東287番地5
【例祭日】
9月20日
【祭神】
大物主神(おおものぬしのかみ)
事代主神(ことしろぬしのかみ)
倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
【旧社格】
なし

社号標は落石神社

参道はアスファルト舗装

石灯籠一対(平成17年6月建立、最初年号が十十に見えて???となった😁)

 

手水舎(自然石をくり抜いた手水石は昭和6年9月奉納)

 

扁額には落石金刀比羅神社

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