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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

【御朱印】上磯郡木古内町 佐女川神社

佐女川神社(さめがわじんじゃ)は北海道上磯郡木古内町字木古内157-1にあり、神社庁に属さない北海道神社協会所属(道南の神社に多い)の神社です。御祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)・高皇産霊神(たかみむすひのみこと)・神皇産霊神(かんみむすひのみこと)・倉稲魂尊(うかのみたまのみこと)を祀り、明治8年(1875)村社。

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以下は境内にある由緒書から。

 佐女川神社は松前●●河野加賀守源景広ご勧請により当時1624年寛永2年に鮫川の辺りに祠を建てられ武運長久を祈願されたと伝えられている。又ご勧請の神様は日本の初代天皇である神武天皇の母上様であり玉依姫の命と申すお方様であります。

※河野加賀守源景広とは、松前藩主五世慶廣が六男の景廣に父の母方の祖父であり、コシャマインの乱で討ち取られた宇須岸河野館主河野加賀守政通の名跡を継がすため河野姓を名乗らせるが、すぐに松前姓に戻り河野系松前家の初代となる。後に新羅之記録を編纂した。《別名「松前国記録」といわれ、松前家の家史として初代松前藩主の六男の手によって編まれた北海道史最古の文献。中世~近世初頭の北海道を知るうえで欠かせない重要史料である》

 また、町内には円空仏が佐女川神社、西野神社、古泉神社に合計3体あり、それぞれ御神体となっています。

木古内町HP、わがまちの「円空仏」から

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1月中旬に行われる170年以上も続いている佐女川神社の寒中みそぎは、よくニュースで流れるので有名ですね

木古内町

 木古内(きこない)の地名由来はアイヌ語でリリオナイ・リロナイ<rir-o-nay>潮入り川・潮の差し入る川(波・入れる・川)この沿岸は干満の差が大きいので、満潮の時に川に潮が逆流するため。が転訛した地名といわれます。

 木古内には道南十二館のひとつ中野館(館主 佐藤三郎左衛門尉季則)があったが、1457年(康正3年)コシャマインの乱にて落城。佐藤氏はのちに三代季連の時に松前家四世季廣の娘を娶り、代々松前家の重臣となっていきました。

 木古内は函館から松前・江差を往来する中間に位置し、江差へは稲穂峠を越える木古内道、松前へは南部の山間と海岸を抜ける松前道の分岐点であり、松前藩の勤番所が置かれるなど幕末から明治にかけても交通の要衝として栄えていた。こうした地勢上の点から木古内は戦略上重要な要所であり、二度にわたる木古内口の戦いなど、両軍の趨勢のみならず箱館戦争そのものを左右する戦いが展開されました。

 1871年(明治4年)9月19日 (旧暦)、仙台伊達藩片倉氏の旧臣401名を北海道に移住させる目的で小樽へ向け出航したが、輸送途中に北海道木古内町泉沢沖で暴風雨(米人船長の操船ミス説も存在)により遭難し、サラキ岬で破船、沈没する事件もありました。1984年(昭和59年)、サラキ岬沖で鉄製の朽ちた錨が発見され、2006年(平成18年)9月20日、錨は咸臨丸のものと発表される。

 一ノ鳥居から続く参道両側には大小様々な石灯籠が並んでいますが、奥行きを感じる並び方にすればいいのにとちょっと残念。

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中程にある大きく立派な春日灯籠

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一番奥にある石灯籠は昭和9年8月建立

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二ノ鳥居からまだまだ続く参道と奥に石段

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手水舎

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三百年祭改築記念碑(大正12年建立)

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石段前の狛犬

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拝殿の脇には改修で移設した割れた古い狛犬(昭和●●と判読不能)

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遷宮造営記念碑(昭和40年10月建立)

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鳥獣魂碑(昭和45年9月建立)

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改修した際に取り外した石鳥居と灯篭台座

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境内社 稲荷社

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立派な龍が居ますね

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改築記念碑(表には大正十三年の文字、裏には大正十二年八月の文字)

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佐女川神社鎮座参百参拾年記念碑(昭和29年8月建立)碑文には北海道神社協会長の文字

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御朱印

社務所前には砂利敷きの駐車場がありますが、車が一台も停まっていないので、もしかしたらお留守かなと諦めていましたら奥様が居て助かりました。

初穂料は300円納めさせて頂きました。

御朱印ありがとうございました。

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