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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

根室市花咲 花咲港金刀比羅神社

花咲港金刀比羅神社(はなさきみなとことひらじんじゃ)は北海道根室市花咲港82番地1にある神社で旧社格は無し。御祭神は大物主大神(おおものぬしのかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)、倉稲魂神(うがのみたまのかみ)で例祭日は10月10日。

 花咲港を見下ろす高台に神社はあり、一ノ鳥居の後ろには長く続く階段があり中段に二ノ鳥居と手水舎、右手には馬頭観世音碑と御神木があります。階段を登った社殿前に石灯籠一対・狛犬一対があり上部境内は比較的狭さを感じます。斜面肩に風雪を防ぐためかブロック塀が設置されており眺望は良くはありません。

花咲地区

花咲ガニの水揚げで有名な同地区ですが、サンマの水揚げも日本一なのはあまり知られていないかな?根室のサンマといえば花咲港なのです。根室港が冬期に流氷の影響を受けるのに対して太平洋側の花咲港は比較的影響も少ないこともあって根室港の代替港的な役割を担ってきました。1978年(昭和53年)に根室港と花咲港を一体化して「根室港」(根室港根室港区、根室港花咲港区)となり「重要港湾」指定となりました。近くの花咲岬には国指定天然記念物の『根室車石』があり放射状節理の発達した球状岩体は見事なものです。

日本歴史地名大系 「花咲村」の解説から
花咲村
はなさきむら
北海道:根室支庁根室市花咲村
[現在地名]根室市花咲港はなさきみなと
明治五年(一八七二)から同三九年までの根室国花咲郡の村。根室郡穂香ほにおい村・根室村の南、昆布盛こんぶもり村の東、根室半島の南側に位置し、太平洋に面して花咲港がある。近世にはネムロ場所のうち。明治五年にハナサキを包含してハナサキ村が成立(「事業報告」第一編)。「根室国地誌提要」に村名がみえるが、花咲郡の七村はすべて夏期昆布刈取に根室郡より漁民が出張するだけで人家はなかったとある。同八年村名表記が花咲村に改められた(開拓使根室支庁布達全書)。冬期は根室港が流氷のため結氷して使用不能になり、代りに結氷しない花咲港が使われた。同年花咲海岸通に税庫が、同一二年に船舶改所とその倉庫が造られた。

地名由来はアイヌ語を意訳したものであり、北海道環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課「アイヌ語地名リスト」では、
花咲(根室市)  ポロノッ<poro-not>大・岬 花咲は鼻崎で即ち岬の意味。ポロノッの意訳である。永田方正地名解

「東西蝦夷山川地理取調図」 この頃にはもうハナサキの名前があるのですね

大正11年測図、昭和11年発行地形図

花咲港金刀比羅神社

以下は、北海道神社庁サイトから。
【由緒】
 明治39年根室町金刀比羅神社より旧神殿を受け神社を創立する。大正4年拝殿を造営する。昭和35年社殿鎮座地を現在地に移し「新社殿」を造営する。平成4年境内地取得整備をなす。平成5年法人格を取得し宗教法人「花咲港金刀比羅神社」となる。平成18年創祀100年を迎える。
【所在地】
〒087-0032 根室市花咲港82番地1
【例祭日】
10月10日
【祭神】
大物主大神(おおものぬしのかみ)
事代主神(ことしろぬしのかみ)
倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
【旧社格】
無し

長い階段は嫌いですので裏から車でピューッと社殿まで行っちゃいました。

中段に二ノ鳥居と手水舎

左手には旧社殿があった場所を表すモニュメントがあります

 

手水舎

 

右手には馬頭観世音碑と御神木

 

 

石灯籠一対(昭和35年10月10日建立)

 

狛犬一対(平成18年10月吉日建立、御創祀百年記念)

 

 

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