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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

【御朱印】上川郡美瑛町 美瑛神社

美瑛神社(びえいじんじゃ)は北海道上川郡美瑛町東町4丁目701番地23にある神社で旧社格は村社。御祭神は天照大神(あまてらすおおかみ)、伊邪奈岐神(いざなぎのかみ)、伊邪奈美神(いざなみのかみ)、家都御子神(けつみこのかみ)、大國主神(おおくにぬしのかみ)で例祭日は7月25日。

 訪問は7月25日で例祭日にあたりますが、前日の宵宮祭では那智美瑛火祭りが行われ境内は焦げ臭さで一杯です(笑)

 火祭は入植者が和歌山県熊野団体だった縁で那智勝浦の「那智大社火祭」より正式に「火」を貰い受け、白装束に身を包んだ若者が松明を持ち、荘厳な雰囲気の中美瑛神社に「火」を奉納します。また昭和63年の十勝岳の噴火を契機に、活動の沈静化を祈願する目的で始まった祭りでもあります。

ここの神社のオリジナル御朱印帳(後述)はすごく綺麗なので買っておいた方が良いですよ。あと、女性の参拝客が多いので男性お一人様だとアウェイ感がハンパないです(笑)

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美瑛町

 美瑛(びえい)の地名由来はアイヌ語でピイpiye>油〈油っこい、油ぎっている〉水源に硫黄山〈注:十勝岳〉があって、水が濁り脂のようだったため。が転訛してできた地名で、入植者が訛ってビエイと呼んでいたのを「美しく、明朗で王者の如し」という意味を込め、「美瑛」という当て字になりました。

 1892年(明治25年)までは未開地でしたが1894年(明治27年)に旭地区、1895年(明治28年)に原野地区で開墾が始まって農場が創設されました。

 特に旭農場の規模は広大で、農場主である兵庫出身の小林直三郎は海外留学を経て米国型農場・酪農経営の近代農場を目指し、この地で「旭農場合資会社」として経営の乗り出し美瑛開拓の発祥地といえます。

 1899年(明治32年)十勝線(現JR富良野線)旭川~美瑛間が開通し美瑛駅が開業、翌年神楽村から分村し美瑛村が誕生します。

 現在の観光地としての始まりは、1950年白金温泉が開湯し温泉旅館が建設されたことで温泉客が増えたのが始まりで、昭和62年に風景写真家 前田真三氏がこの地のうねる美しい丘のある風景を広めたことで、現在に繋がっていきました。

大正6年測図地形図 移転前の神社があります

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美瑛神社

以下は北海道神社庁サイトから。

【由緒】
 明治29年4月和歌山より熊野団体27世帯が現市街地に入植、明治30年父母を迎える為郷里に戻った木下四郎により旧官幣大社熊野坐神社より「家都御子命」の御分霊を受け敷地楢の大木に「小祠」建立。仮の社殿としてお祀する。その後市街地「丸山山頂・憩ケ森」と移り、明治40年旧西町に社殿を造営遷座、村名をとり美瑛神社とする。大正5年1月15日美瑛神社創立許可下りる。大正15年11月15日公認無各社指定。昭和5年6月12日村社に列せられる。同年7月12日神饌幣帛料供進神社指定。昭和28年3月5日宗教法人となる。同43年11月新社殿造営、同55年11月新社務所完成、同鳥居建立、平成7年10月11日神社移転に伴い、西町1丁目より東町4丁目に移転造営「遷座祭」執行、移転により神社諸施設「社務所外」建設する。平成8年神社御創祀百年記念事業奉賛会を設立、平成9年秋「百年記念奉祝祭」執行、記念事業として「渡り廊下新設・神輿殿・舞台・社号標建立・記念碑建立・第2鳥居建設・玉垣新設」等の事業をする。
【所在地】
〒071-0213 上川郡美瑛町東町4丁目701番地23
電話 0166-92-1891 FAX 0166-92-1991
【例祭日】
7月25日
【祭神】
天照大神(あまてらすおおかみ)
伊邪奈岐神(いざなぎのかみ)
伊邪奈美神(いざなみのかみ)
家都御子神(けつみこのかみ)
大國主神(おおくにぬしのかみ)
【旧社格】
村社
【特殊神事】
那智・美瑛火祭

社号標は熊野那智大社宮司の謹書

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石灯籠(昭和5年6月建立)

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故田仲儀太郎之碑(大正15年7月建立、平成11年4月移転改修)美瑛開拓者の一人で熊野団体長だった人、明治43年7月15日に37歳で病没した。

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石灯籠(明治45年7月建立)和歌山縣団体とあります

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皇太子殿下行啓記念(後の昭和天皇のこと)

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右からくる参道の先には裏参道の鳥居と駐車場(こっちのほうが空いているのでおすすめ)

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二ノ鳥居

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手水舎

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狛犬(昭和5年5月建立)

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かがり火の痕ですね夜に見たかった。

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拝殿にある魔除け装飾である猪目(いのめ)が結構目立ちこれがハートマークに見えることで人気にもなってるんですね。

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御朱印

駐車場はいつも一杯なのでしょうね。

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祭りの期間は書き置き対応との事ですが、御朱印帳購入者は御朱印帳に書いてあるものをお渡しだそうです。

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初穂料は500円。御朱印帳は1500円で合わせて2000円。

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オリジナル御朱印帳は光の当たり具合によって刺繍がキラキラと発色がすごくキレイです。 

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御朱印も北海道の神社では珍しくカラフルなもので丘をイメージしたセンスもいいですね。ちゃんと八咫烏も居ます。

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