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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

【御朱印】古宇郡泊村 泊稲荷神社

泊稲荷神社(とまりいなりじんじゃ)は、北海道古宇郡泊村大字泊村82番地にある神社で旧社格は村社。御祭神は保食神(うけもちのかみ)で例祭日は7月10日。

 泊漁港北側の突き出した崖上にあり、立派な御影石の鳥居や参道の雰囲気が小さいながらも素敵な神社です。神社からは北側の海岸線が見え、これまた良い眺めですね。

泊村

 泊村(とまりむら)は積丹半島の根本に位置する村で村内には現在運転中止中である泊原子力発電所があり、稼働時には北海道の電力需要の40%を賄っていましたが、地震や津波及び火山に対する評価が進まず現在も再稼働は決まっていません。

 村の財政は上記原子力発電所による固定資産税や国の電源開発交付金により潤っていますが、他の産業による特筆したものがない地域でもあります。

 泊村の地名由来はアイヌ語ですが、トマリ(泊)という言葉は日本語の泊地の意味からアイヌ語に組み込まれたものであり、山田秀三著「北海道の地名」(S59、北海道新聞社)によると、
『泊村は共和町の北、神恵内村の南の地域で、泊の市街はその南端の海岸にあり、茅沼の臼別から有戸岬を回って行った入江の処である。モヘル川(泊川)が流れている。
 この入江の名は、アイヌ時代はモイレ・トマリで、永田地名解は「モイレ・トマリ。緩潮の泊」と書いたが、moire-tomar(静かな・泊地)と訳したい。有戸岬の陰の静かな入江である。この辺りには何々トマリという名が並んでいる処なので、泊の名はそれを採ったのであろうが、まずは中心のモイレトマリを考えての名であろう。
 モヘル川(泊市街を流れている)の意味は分からない。ここの名のモイレが訛ったのでもあろうか。』
とあります。

1594年(文禄3年) ニシン漁がなされている。鰊御殿とまりがある。
1856年(安政2年) 茅沼炭鉱が発見される。
1864年(元治元年)、箱館奉行所はアメリカ人技師を招き、茅沼炭鉱の採掘を開始した。
1909年 泊村・盃村・興志内村・茅沼村・堀株村が合併して、二級町村泊村となる。
1923年 一級町村制施行。一部を発足村(現・共和町)に分割。

茅沼炭鉱

村内にはかつて1856年(安政3年)に発見され、北海道では最も古い茅沼炭鉱がありました。

 箱館開港後、欧米の蒸気船用の石炭の確保は重要であり、1864年(元治元年)箱館奉行所はアメリカ人技師を招き茅沼炭鉱の採掘を開始しました。1866年(慶応2年)には採掘運搬効率化のために鉄道(トロッコ)の建設を開始、1868年(明治元年)からの戊辰戦争の影響により建設は中止されますが、建設は江戸幕府から明治政府に受け継がれ、1869年(明治2年)に開通しました。

 この茅沼炭鉱軌道は、1872年に開通した新橋横浜間が日本最初の鉄道とされていますが、旅客目的ではないにしろ日本で最初の鉄道ともいわれています。

1964年(昭和39年)8月30日 - 茅沼炭鉱閉山。108年の歴史を閉じました。

 現在の泊村の人口は約1,950人ですが、炭鉱で栄えた頃は約1万人が泊村に住み、その約半数が炭鉱のあった茅沼地区の人たちだったといわれています。

大正6年測図地形図

泊稲荷神社

以下は、北海道神社庁サイトから。
【由緒】
 古宇場所請負人田付新助(福島屋)が、家業の繁栄と場所の静謐を祈り近江国田付家の家宝である神璽をトマリに祀ったのが創祀と伝えられる。更に享和元年(1801)京都伏見稲荷神社の神霊を祭神として祀り、弘化元年(1844)讃岐金比羅神社の分霊および播磨国海神社大海津見神の分霊を合祀した。文久2年(1862)場所請負人田付新兵衛・支配人増川市郎兵衛・浜名主和田屋力蔵などが出羽国塩越に注文起工し、彫刻を施した欅《けやき》材を弁財船で運び、釘を使用しない総欅造り楔止め組立の本殿を建築した。明治8年村社に列格している。拝殿は明治年間に改築し、昭和16年に増改築された。昭和21年宗教法人となった。
【所在地】
〒045-0203 北海道古宇郡泊村大字泊村82番地
【例祭日】
7月10日
【祭神】
保食神(うけもちのかみ)
【旧社格】
村社

公設の説明板?(大抵は末尾に教育委員会の文字があるものだが…)

良い雰囲気であり、好きですよこんな感じの神社。

御影石の鳥居(大正8年6月建之)奉納者は田中徳松及び川村慶次郎・武井忠吉

 

 

社号標(平成3年5月25日建立)

 

石灯籠一対(昭和12年11月?建立)

 

 

象頭山と刻まれた石と隣には手水石(明治37年7月奉納)

象頭山金毘羅大権現のことですね

 

手水舎

 

小さめの忠魂碑の前には風化した狛犬一対と狛狐

亀碑と刻まれた石

参道の狛犬一対(昭和13年5月建立)は風化されつつあり

 

 

拝殿前の石灯籠一対(平成13年7月吉日建立)

 

 

神輿殿

 

神社からの風景

御朱印

本務社の岩内金刀比羅神社にて受けることが出来ます。

初穂料は300円。

御朱印ありがとうございました。

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