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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

厚岸郡厚岸町 鹿落しのチャシ跡

 国道44号から道道123号に入り、湖南地区方面に厚岸大橋を渡ると前方にそびえるお供山には、標高およそ60メートルの頂上にお供山展望台があり、厚岸湾、厚岸湖をはじめ厚岸町の市街地を一望する事ができる絶景ポイントになっています。
またお供え山には4箇所のアイヌのチャシ跡があり、お供え山チャシ跡群として厚岸町指定史跡となっています。

お供え山チャシ跡群

お供え山チャシ跡群について厚岸町HPから。
 お供山チャシ跡群は、湖南地区にあるお供山にアイヌの人達が造った4つのチャシ跡を包含する遺跡で、近世アイヌ期(17~18世紀頃)のものです。
チャシとは、アイヌ語で、砦・城・柵囲いなどを意味し、崖を利用した面崖式、側面に突き出した丘の先端を利用した丘先式、小高い丘を利用した丘頂式の3つの型式に分けられ、海か湖を見渡せる見晴らしの良い所に造られています。
北側に位置する『鹿落しのチャシ跡』は、面崖式でコの字状の深い壕が掘られています。東側にある『逆水松チャシ跡』と『奔渡町裏山チャシ跡』は、丘先式で壕が楕円形に掘られており、西側の『松葉町裏山チャシ跡』は、お供え餅のような外観で山側に弧状の壕をめぐらせてあります。
これらのチャシ跡群は、同じ時代に関連をもって機能していたと考えられていて、道内でも非常に珍しいものです。

鹿落しのチャシ跡

名称    鹿落しのチャシ跡
登載番号    M-03-047
所在地    厚岸町御供51(道有林厚岸経営区第1林班)
種別    チャシ跡
時代    アイヌ
立地    お供え山、東側
標高    74 m

このチャシ跡は、厚岸湖に面したお供え山の東側標高74mの崖上に築かれていて、主要部は21m×18mで北・西・南の三方に幅5mのコの字状の壕が掘られ、周辺にはカキの殻が散らばっています。
崖下から鹿の骨が出土しており、鹿を崖から落として狩りをしていたとの言い伝えもあって、この名が付きました。
厚岸町教育委員会

空壕には橋が架かっていて主郭部にアクセスしやすいです。

やっぱり草の伸びる前に来てよかったです。

草丈があると空壕なんて写真じゃわからなくなりますから。

コの字状の壕の末端部①

主郭部

コの字状壕

コの字状壕の末端部②

風のない日で良かった・・・

尾根先にはもう一つちょっとした平坦部があります

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