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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

【御朱印】標津郡標津町 標津神社

標津神社(しべつじんじゃ)は北海道標津郡標津町北1条西1丁目1番2号にある神社で旧社格は村社。御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)、金刀比羅大神(ことひらのおおかみ)、市杵島神(いちきしまのかみ)で例祭日は7月23日。

 お隣は標津駐在所があり、道路を挟んで向かいには北海道内アチラコチラにある蕎麦屋のフランチャイズで有名な、そば処福住総本店があります。

 鳥居をくぐる前から蕎麦屋さんの鰹出汁のいい匂いがして、拝殿までずっとその香りに包まれた神社でした。これを書いてるときも蕎麦屋の神社といったイメージが頭から離れません(笑)

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標津町

標津(しべつ)の地名由来はアイヌ語の「シペッ<si-pet>大・川(この近辺では大きな川のため。上原熊次郎解)[道内の諸所にあったシベツの名と合わせて考えると、これが元来の語義だったのではなかろうか。山田秀三補足]」、「シペオッ<sipe-ot>鮭有る、鮭・多くいる。松浦武四郎解[永田方正は、sipe-otならば(e-oのeの音韻脱落が生じて)シポッsipot と発音すべきなので、この説は誤りと書いている。山田秀三補足]」とあります。

鮭の産地としても有名であり町内には標津サーモン科学館があって、秋の遡上時期には魚道水槽を勢いよく登っていく様子が観察できます。

また、擦文文化やオホーツク文化の集落跡の標津遺跡群があり、数千年もの竪穴住居跡が窪みとして確認でき、その数は日本最大の規模を誇ります。

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 北部には終戦間際に北方の防衛計画から建設された海軍第二標津航空基地があり、中標津の海軍第一標津航空基地(後に中標津空港)が完成したのに対し、第二は未完成のまま終戦を迎えその跡地は農地になりました。現在衛星写真で見ると滑走路跡にはソーラーパネルが建っていて、周囲とは傾きが違う区画割りが滑走路だったんだなあと思わせます。

大正13年測図、昭和7年鉄道補入、昭和19年部分修正地形図

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昭和23年米軍撮影航空写真

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標津神社

以下は、北海道神社庁サイトから。

【由緒】
 本神社は、天明年間(1781~1789)海上安全と大漁を祈願して幕府の漁場請負人により創建されたものと伝えられ、その後、場所請負人等の寄進で随時体裁を整え、文化2年(1805)7月に社殿を改修、天保11年(1840)9月、場所請負人藤野喜兵衛が本殿及拝殿を改修造営した。天保13年(1842)吉田喜右ェ門・館村順衛両氏により花崗岩製石燈籠1対奉納された。元治元年(1864)会津藩絵師星暁邨が現在の神社周辺を「士部津三社」として描いている。明治33年9月神社創立を出願、同34年4月諸届出完了し公認神社無格社となる。同36年8月不幸にして社殿宝物備品古文書等37060円余一切灰燼に帰す。同45年6月社殿再建出願、大正元年10月竣工、昭和12年村社に列格、昭和16年、紀元二千六百年記念事業として社殿並社務所造営出願、同21年7月竣工、正遷座祭を斎行す。同29年3月19日法人神社として認証され現在に至る。
合併により合祀された歴史をもつ御祭神
伊茶仁神社 金刀比羅大神 昭和初期創祀・浜古多糠神社 稲荷大神 明治18年4月創祀 平成10年7月28日合祀
【所在地】
〒086-1631 標津郡標津町北1条西1丁目1番2号
電話 01538-2-2038
【例祭日】
7月23日
【祭神】
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
金刀比羅大神(ことひらのおおかみ)
市杵島神(いちきしまのかみ)
【旧社格】
村社
【社宝等】
花崗岩製石燈籠(町指定・天保13年作)
倉稲魂神御神像(江戸中期頃の作)
宇賀弁天神御神像(立像)(江戸中期頃の作)
宇賀弁天神御神像(座像)(江戸中期頃の作)

 あまりの寒さにデジカメのバッテリーが真っ赤になり慌ててさっさと撮影始めたもので、いつもの石灯籠撮影を忘れるという失態。→花崗岩製石燈籠(町指定・天保13年作)・・・ やっちまった。

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手水舎 手水石は丸く、くり抜いたものです

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由緒書

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御神木 葉っぱないので樹種不明

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狛犬(皇紀2602年とあり昭和17年(1942)建立の花崗岩製)

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お正月やお祭りのときに開く授与所

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社殿左側の広場の片隅には静霊殿と書かれた建物があり戦没者の御霊を祀っているのでしょう。社殿は戦時中まで小学校にあった奉安殿(ほうあんでん)みたいな気がします。

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御朱印

細長い参道右側にある建物が社務所でチャイムを鳴らし玄関を開けると対応していただけます。この日は宮司さん不在ですが書き置き対応しているのはありがたいですね。

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初穂料は300円を納めさせていただきました。

御朱印ありがとうございます。
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