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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

札幌市豊平区中の島 中の島神社

 中の島神社(なかのしまじんじゃ)は北海道札幌市豊平区中の島2条3丁目7-35にある神社で神社本庁包括外の未公認神社です。御祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)、稲倉魂命(いなくらたまのみこと)、水波能売神(みずはのめのみこと)、弁天宮命(べんてんぐうのみこと ※戦後に道立水産孵化場から合祀)で例祭日は9月10日(実際にはその近くの日曜日に行われます)。

 環状通の南19条大橋から平岸方向に向かう途中の中の島地区にあり、大きな樹木に囲まれた杜がある小さな境内の神社で、大きな通りに面しているとはいえとても静かなのが不思議です。環状通を挟んだ斜め向かいには超有名ラーメン店の「すみれ本店」があります。

 

 沿革については2つの資料が一般的に見つかりやすいですが、創祀は同じでも移転の時期が違いますね。以下はその資料から。

●「創祀は明治十年。沿革は現在の下出家西方地域の大木の下に開拓者三、四戸が小祠にて奉斎という。昭和十年現地へ移転。例祭九月十日。」~さっぽろ文庫 39 札幌の寺社から~

●「明治10年頃、開拓者が地域守護のため、現在の中の島1条2丁目の大木にまつったのが最初といわれている。大正初期に現在地に移転。地域住民で組織された神社運営委員会が祭礼(9月10日)などを行い、祭礼の日には子供相撲が奉納されている。御神木の2本の樹齢200年以上のハルニレの木には「地の神」が宿っていると伝えられ、触れると足腰の疲れ、肩凝りなどに良いと言われてきた。」~札幌市豊平区役所HPから~

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左:大正5年測図地形図  右:現在地形図

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社号標(昭和34年9月建立)

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御祭神の書かれた表示版ですが、由緒も欲しかった。。。

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祈武運長久と刻まれた碑には、紀元二千六百年建立とあり1940年(昭和15年)のことで、太平洋戦争(大東亜戦争)に突入する前年です。

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殺風景な境内ですが、目的は参拝なのでそれでいいんです。

 

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石灯籠(建立年不明)

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狛犬(平成3年5月建立) 意外と新しい建立年でびっくり。だいたい平成物は御影石が多いことからそう思っていました。石材をよーく見てみると、多孔質で白い軽石の部分も多いことから札幌軟石でしょうね。

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なんかアニメチックなお顔立ち。

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拝殿の右側のハルニレの巨木2本があり御神木だそうです。

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御神木に挟まれた奥には手水石があり普段は水が出なく蓋がされています。

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拝殿には賽銭投入口がちゃんとあります。

 

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9/8に行われた秋季例大祭に行ってきました

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お神輿の出発前で大勢の人がいます。

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手水石は蓋が外され、水もちゃんと出ます。

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拝殿の戸が開き参拝できます。

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おふだやお守りの臨時頒布所があり、そこで訪ねたら御朱印はやっぱりないそうです。

www.moiwa-orosi.com