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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

【御朱印】雨竜郡雨竜町 雨竜神社

雨竜神社(うりゅうじんじゃ)は北海道雨竜郡雨竜町字満寿32番地にある神社で旧社格は郷社。御祭神は蜂須賀家政公(はちすかいえまさこう)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、松平康長公(まつひらやすながこう)、応神天皇(おうじんてんのう)で例祭日は9月15日。

 国道から続く長い参道が特徴的で、田園風景の中に神社の杜が生い茂り、カラスの絶好の営巣地にもなっているのか結構騒がしく傘を差して参拝です。

 ちなみに社号標や扁額では旧字の龍を使用していますが、北海道神社庁では竜の表記なのでこれに従っています。

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雨竜町

 雨竜(うりゅう)の始まりは、1889年(明治22年)に「北海道土地払下規則」により、華族組合雨竜農場が創設され(公爵三条実美、旧徳島藩主蜂須賀氏らが設立)、その後、蜂須賀農業となり私費を投じてかんがい用水工事を行い、雨竜開拓の基礎を築きました。

 雨竜の地名は近くの雨竜川から付けられましたが、その語源はアイヌ語と言われ諸説あり定まっていません。

・松浦武四郎によると、ウリウ<不明>アイヌ語の意味も不明。アイヌの古老曰く太古神がつけたという伝説による。
永田方正地名解ではウリオペ(ウリロペ)<urir-o-pet>鵜・たくさんいる・川(鵜の川)河口に鵜が沢山いた。{現在はカワウの姿は見えないという。}
・北海道駅名起源ではオリオペ(オリロペ)<o-rir-o-pet>そこに・波・立つ・川(雨竜川の様子を表したもの)

などがありますが、松浦武四郎解は疑問だけが残ります。

 雨竜はお米の産地としても有名で、有機減農薬で栽培された「うりゅう米」というブランド米(ふるさと納税の返答品にもなっています)や糖度16度以上の青肉系メロンの「暑寒メロン」が有名です。

大正5年測図、昭和10年鉄道編入地形図 神社の裏手にはかつて沼田まで開業していた札沼線の線路があります。更に向こうには蜂須賀農場事務所の名前もありますね。

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雨竜神社

以下は、北海道神社庁サイトから。

【由緒】
 雨竜神社は、開拓の初期明治22年組合華族農場設立に発し、その後蜂須賀農場の移住氏が協議し、蜂須賀農場中興の祖家政侯を祭神とする徳島県徳島市鎮座の県社・国端彦神社の御分霊を明治29年9月27日境内地に奉遷し、蜂須賀農場守護神として祭儀を執り行ったのが本社の創祀である。明治14年4月4日公認を得て、更には大正4年主神を天照皇大神とし、又戸田農場の戸田家中興の祖松平康長侯を増祀し、当時の村社雨竜神社と改称され大正34年に郷社に昇格され今日に至っている。
【所在地】
〒078-2600 雨竜郡雨竜町字満寿32番地
電話 0125-78-3860
【例祭日】
9月15日
【祭神】
蜂須賀家政公(はちすかいえまさこう)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
松平康長公(まつひらやすながこう)
応神天皇(おうじんてんのう)
【旧社格】
郷社

【社宝等】
刀(町指定・「藤原山城守歳長作の御神刀」) 

※明治31年に蜂須賀正韶が徳島県国瑞彦神社へ奉納し、雨竜神社改称時に移された御神刀で、雨竜神社の旧称は国端彦神社。大正6年(1917年)に改称されました。

国道傍の一ノ鳥居を過ぎ長い参道を進むと、道路を挟んで二ノ鳥居があり神社の杜の中を行く参道が続きます。

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狛犬(昭和16年7月建立)キリッとした表情の素敵な狛犬です。

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手水舎(手水石は丸い玉石をくり抜いたものです)

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参道の様子(カラスが警戒し騒ぎ始めました)

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狛犬(大正15年9月建立) 軟石の狛犬が多い中ここは花崗岩の狛犬です。

作りもスタイルも結構いい感じですね。

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由緒書

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成功記念の碑

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小さい太鼓橋がありますね。此処から先は特別な神域となる境界です。

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石灯籠(昭和44年9月建立)

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手水石は自然石を彫り込んだもので、明治●●●年9月奉納のもの。

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神輿庫でしょうか

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すみません読めないです(笑)

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御大典記念植樹の碑

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忠魂碑(大正9年10月建立、昭和51年11月改修)

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忠魂碑の石灯籠は昭和37年6月建立

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雨竜町戦没者顕彰之碑(平成13年6月建立)

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参拝も無事終わったので、カラスよけにまた傘を差して戻りますか。

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御朱印

二の鳥居から左側に駐車スペースと社務所があり、其処で御朱印を受けることが出来ます。

初穂料は300円を納めさせて頂きました。

御朱印ありがとうございました。

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