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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

松前郡松前町 徳山大神宮(松前一之宮)

 徳山大神宮(とくやまだいじんぐう)は、北海道松前郡松前町字神明66番地にある神社で、旧社格は郷社。御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受大神(とようけおおかみ)、ほか46神(近隣の神社を合祀したため同一神が複数ある)で例祭日は9月17日。

 天正年間 1573-92遷宮とあり、道内でも有数の古い神社で多分12番目くらいです。この頃はまだ福山(松前)城(築城年 慶長11年(1606年))は無く、ここ福山の本拠地は上流側、現徳山大神宮左手の両側を沢に挟まれた要害である大館(おおだて)にありました。

ここ神明の地名も徳山大神宮の前身である「神明社」から来ています。

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徳山大神宮(松前一之宮)

以下は北海道神社庁サイトから。

【由緒】
 創立年代不詳であるが、往古秋田・津軽の漁民が年々春夏の季節に当地に渡海して漁業を営み、秋季に帰国したが、漁民等はアイヌによる危難を免れようと伊勢神宮に参詣して大麻を拝受し小社に奉斎して伊勢堂と称して崇敬した。天正10年松前家4世領主季広が社地を蔵町(現字福山)に賜り遷座して神明社と称し尊信した。承応元年松前家9世領主高広が現在地に新殿を造営し伊勢の内宮・外宮より神璽を奉請して遷座した。明治4年11月村社に列せられ、同8年12月徳山大神宮と改称した。同9年10月郷社に列せられた。大正4年2月神饌幣帛料供進神社に指定せられた。昭和46年3月5日、本殿は北海道有形文化財に指定せられ同52年公費を以て修理せられた。これに伴い拝殿は神明造りに改築同53年竣成した。

※御祭神
天照大御神・豊受大神・譽田別命・天児屋根命・宇賀之賣命・武御名方神・大國魂命・大名持神・少彦名神・倉稲魂神・猿田彦神・大宮女神・菅原道真・柿本人麿・市杵島姫命・菅原道眞・菅原道眞・武彦命・醫彦命・興彦命・水波廼女神・彦大々出見命・手置帆負命・彦狭知命・倉稲魂命・上筒男命・中筒男命・底筒男命・菅原道真・源為朝・級長津彦神・級長津姫神・大物主神・崇徳天皇・倉稲魂神・宇迦之御魂命・大山咋神・天之御柱神・國之御柱神・天御中主神・髙皇産霊神・神皇彦霊神・伊弉諾神・伊弉冊神・松前平治衛門廣峯ノ霊・火産霊神・経津主命・武甕槌命

合祀神社一覧
古館稲荷神社・天満神社・人麿神社・奇音神社・北ノ丸稲荷神社・小松前稲荷神社・豊照神社・久須野神社・諏訪神社・北ノ丸天満宮・八幡宮・金刀比羅神社・全生室神社・磐舩神社・匠工祖神社・水神神社・三彦神社・天満神社・祓岩稲荷神社・住吉神社・天満神社・八郎神社・風神神社・琴比羅神社・天星宮稲荷神社・稲荷神社・千軒神社・狩場神社・利尻山神社・厳島神社・風神神社・日枝神社・廣峯神社・北野神社・船玉神社・稲荷神社・天満神社・稲荷神社・稲荷神社・二柱神社・妙見神社・馬形神社・徳山稲荷神社・天満神社・榊神社・琴比羅神社・春日神社

【所在地】
〒049-1513 松前郡松前町字神明66番地
【例祭日】
9月17日
【祭神】
天照大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受大神(とようけおおかみ)、他、
【旧社格】
郷社

【社宝等】
本殿(道指定)、棟札(道指定)(36)、鳥居(道指定)、松前矩廣公寄進神鏡(元禄8年)、松前章廣公筆扁額(「両皇太神」) 、その他 徳山大神宮本殿が北海道指定の有形文化財に指定されている

【特殊神事】
松前神楽 鎮釜湯立神事
【境内外末社】
羽黒神社(はぐろじんじゃ) 木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

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 石灯籠(左:天明2年(1782)正月建立、右:安永9年(1780)正月建立)

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手水舎 手水鉢には奉納年らしきものが彫られていますがはっきりせず。

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 狛牛(明治28年4月?建立、菅原道真が御祭神の神社を合祀した経緯からか)

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 石灯籠(安永5年(1776)5月建立)

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一ノ鳥居(天保3年(1832)正月建立)

右:奉納 願主 松本金蔵 久米屋(粂屋)八右衛門
左:天保三壬辰年正月吉日 世話人 柏屋嘉蔵
裏には石工の名前

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鳥居を過ぎて左に曲がった後、また右に曲がる石畳参道

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 石灯籠(文政5年(1822)建立)

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拝殿右隣には各地にあった庚申塔が集められて置いてあります。

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拝殿裏には右側に本殿と、左側のお社は羽黒神社。(石灯籠に羽黒大明神)

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御朱印

数年前までは、松前神社にて御朱印を受けることが出来たようですが、現在は松前神社との関わりはなくなったそうで、印もありません。(松前神社にて宮司さんに直接お聞きしてきました)

ゴローウニン幽閉の地

千島列島南部の測量任務を遂行中のロシアのスループ船・ディアナ号の艦長ゴローニン海軍大尉が補給のため国後上陸したところ南部藩守備隊に囚われ、ここ松前の徳山大神宮左側を流れる沢の上流の牢屋に2年間幽閉されていました。

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沢の左上には小館と大館の間を分断する堀切が見えます。

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松前だけですね竹林が見られるのって。 この沢の奥に牢跡があるようですが、小道は沢で削られ崩壊して消滅しており、その先もヤブなので行くのはやめました。

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www.moiwa-orosi.com