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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

室蘭市 測量山に行ってきました

 室蘭に近づいてくると、どこからでも見えるTV局やNTTの中継アンテナがいっぱいある山がありますよね。それが測量山です。

 以前にも違う目的で来たことがありましたけど(室蘭要塞の観測所探しに)草木の生い茂る今時期は初めてです。

測量山とは

 室蘭市を一望できる展望スポットとなっていて、標高は199.6mとそれ程高い山ではありませんが、天気の良い日には羊蹄山や遠くにある駒ケ岳や恵山岬まで見ることが出来ます。

 展望台の直下まで車で来られますが、下から歩いて登る方もチラホラと見かけました。また、野鳥の宝庫としても知られています。
 山頂にあるテレビ塔は、メッセージを添えて申し込むことで、日没から深夜0時まで(10月~3月までは深夜23時まで)ライトアップすることができ、昭和63年のライトアップ開始以来、絶やすことなく室蘭のまちを照らし続けています。

画像は室蘭市HPから

http://www.city.muroran.lg.jp/main/org6400/images/sokuryouzan.jpg

 1872年(明治5年)に開拓使陸地測量兼道路建築長のアメリカ人ワーフィールドが、札幌へ至る札幌本道(現・国道36号)を作るときにこの山に登り、道路計画などの見当をつけたことをきっかけに「見当山」と呼ばれるようになりました。その後、現在の「測量山」に改めたことに由来します。

 アイヌ語では「ホシケサンベ」(先に現れるもの)と呼ばれ、沖合いでの漁から絵鞆や湾内に戻る際に、測量山を目印としていたものと思われ、またこれに対し、祝津町2丁目にある通称・鍋島山(海抜140m)が「イヨシサンベ」(後から現れるもの)と呼ばれていました。

 頂上には一等三角点(点名「室蘭山」)が設置されています。(一等三角網を組む測量で隣の三角点との距離は約40kmで補点は約25kmと、よほど見通しが効く山にしか無いことからも眺望に優れていることが判ります。)

 また、昭和6年には歌人 与謝野鉄幹・晶子夫妻が測量山を訪れ次のように歌っています。(この時の天候は霧のようです。)

『我立てる 即涼山の 頂きの 草のみ青木 霧の上かな』 鉄幹
『灯台の 霧笛ひびきて 淋しけれ 即涼山の 木の下の路』 晶子

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室蘭八幡宮からほど近いので寄りましたが、この日は湿度が高く蒸し蒸ししていて、八幡宮の石段で汗だくになった体を冷やしたいのですけど車のエアコンからは温風が・・・

駐車場に車を停めて山頂に向かいます。階段あるのは知って居たけど今日はキツイっすねコレ。

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流石にイッキにとは行かず途中で休みましたけど、やっと頂上です。

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一等三角点(点名「室蘭山」)

設置は明治33年10月ですが破損があったのか昭和39年9月に柱石交換の記録があります。大切にしよう!三角点。

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室蘭湾入口側白鳥大橋を望む

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室蘭港内を望む

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このあと、本輪西神社に向かいますが、そこでも石段が待ち受けていました・・・