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藻岩颪に豊河の流れ。

名前:べえべえ 生息地:ほっかいどうでっかいどうはいどうどう 最近ちょっとお疲れ気味。

平取町 旧国鉄富内線振内駅逓跡のSL保存機 サハリン州鉄道D51-23

 

二風谷ダムに行ったついでに寄りたかった場所です。

ここに置いてあるD51は、旧ソ連から帰ってきたものなんです。

サハリン帰りのD51-23

戦後、昭和24年(1949年)に旧ソ連(サハリン州鉄道)に輸出された30両のうちの1両で、引退後6両 (1、2、23、25、26、27) が帰国しました。

製造は5社で行われ下記のようになっています。

 ・日本車輌製造(7両) : D51-1 - 7(製造番号1512 - 1518)

 ・川崎車輛(7両) : D51-8 - 14(製造番号3170 - 3176)

 ・日立製作所(6両) : D51-15 - 20(製造番号2032 - 2037)

 ・汽車製造(5両) : D51-21 - 25(製造番号2576 - 2580)

 ・三菱重工業(5両) : D51-26 - 30(製造番号665 - 669)

そして国内向けはD51 ○○のように空白(スペース)が入るのですが、サハリン向けはD51-○○と -(ハイフン)が入ります。

寒冷地向けの仕様なのか煙室扉の金具の数がすごく多いです。

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後ろから見る姿のほうがなんか好きです。

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機関車と炭水車の間を繋ぐ連結棒ってこんなに細いの?

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かなり昔にチラッとは見た事があって、かなりサビッサビで見窄らしかったのですがいつの間にかお色直しされていて嬉しいです。

けど、どうやらサハリン鉄道の時の塗装とは違うらしいですな。展示側はソ連色を消したかったんでしょうか?

現在、サハリン州鉄道D51形で現存しているのは

 ・D51-22 : サハリン州ユジノサハリンスク市「ユジノサハリンスク駅前公園」

 ・D51-23 : 北海道沙流郡平取町「振内鉄道資料館(振内駅跡)」

 ・D51-27 : 北海道野付郡別海町「別海町鉄道記念公園」(西春別駅跡)

と、国内では2両のみとなります。

ちなみにハイフンが入らない国内向けのD51 23号機はこれ。上部構造の流線型の形から「おおなめくじ」と呼ばれてます。

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あと、ホームにある客車はライダーハウスになっているようです。

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